うかせんし

羽化仙史羽化仙史。
このあいだっから 羽化仙史 のことが頭から離れません。
戦前なのに オンナノコ主人公の すっとんだ風味の萌え少年小説なんかを書きやがった御方です。


ネットって便利だなあ。
…お父様の伝記を森鴎外が書いてたとか
鴎外はあんまり羽化仙史の事は評価してなかたぽい。
通俗小説なんか書かされて…ホロリ。 って思ってたポイ。
そんな気がするだけだが 
現在の 特に欧州方面の オタク文化をリードする日本の通俗文化のありさまをちょっと耳打ちしてみたい気持ちがします。


でも、ライターとして出版業に携わりながら破天荒な冒険小説なんか量産するって まるで今時の作家みたいだなあとおもう。


さて調べていくと SF文学史オタクのサイトにいくつかぶち当たります。
アレ知ってるこれ知ってるこんなのもうだれも知らないよねーとかいう文体の。
けっ。…じゃなくて ありがとうございますお陰でいろいろ知る事ができました。


「月世界探検」しか読んだ事ないのですが 海底ものも書いてるわ。そしてやっぱりオンナノコが出張ってるっぽい!


羽化仙史が抱いていたに違いない 「オンナノコってなんか型破りなすごい事やらかしそう」という発想は、
電車の中で女子高生が流動的で短絡的な会話の末に大盛り上がりする・という光景をただただ唖然と見ているおじさん
のものに近い気がします。そこにファンタジー見ちゃったんかなー。と。


ああ羽化仙史。
100年近くも未来の女子高生がそれ読んで萌えー てなことが起こるとは考えもしなかっただろうな羽化仙史。 
そんでその女子高生が月世界探検の主人公二人をヒカルとアキラに変換してこりゃおもしれーや とかほざくオカンになってるとかけらも予測できなかっただろうな羽化仙史。

でも200以上もの著作がほとんど世から消えてしまうのは予測してたんじゃないかしら羽化仙史。


そんなわけで 羽化仙史しってるやい という人大募集。