第碁回 天天有

殆んど行った事がない と言っていた一乗寺のラーメン屋ですが
その中でこの天天有は行った事のある数少ないお店です。
このお店の名は京都のラーメン好きなら知らない人は無いほどの超有名店。

とはいえ、ワシが行ったのは子供が生まれる前どころか 結婚する前で、会社で徹夜が当たり前の頃にお夜食を食べに参ったという…。
ものすごい大昔の話です。
今回行ってみましたら、お店のアーケード部分こそ昔と変わらないフンイキですが、中に入って驚きました。
 キレイ。
そして店員さんがみな 若い。
かつてのお店は小汚くて壁に太マジックで麺の固さだのスープの加減だの具の量だの客が注文できる細かい指定がどわーっと書いた紙が貼られ、カウンターはわっせわっせとラーメンをすすりこむおっさんで一杯 という印象だったのですが
今日行ったらテーブルも二、三用意があり、木の新しいカウンターや清潔感あふれる壁が爽やか。
おぼこい(?)学生さんがおとなしくラーメン食ってました。

さて 
ワシの周りのお母さんがたから、「代がわりしてから味が落ちた」との評判のラーメンやいかに。


カウンターに紅しょうが発見。九州系ですよとの主張でしょうか。
今回初です。

並 550円也。
ここのラーメンの特徴は、チャーシューめんでもないのに表面を埋め尽くすチャーシュー群。
煮卵入りバージョンも仲間入りしているのはしりませんでしたが とりあえずふつーの方をオーダー。
どんぶりは小ぶりですがめいっぱいチャーシューのっています。葱も小高く盛られています。
しかし正直言ってチャーシュウのボリューム感では高安に負けている…。
葱の下からモヤシが出現。 今回初めてモヤシ入りラーメンに出会いました。
この辺も南の血を濃く受け継いでるのか と思ってみたり。
モヤシって一時期山盛り入ってるのが普通と思ってたけど、今回全然モヤシが入ったラーメンに出会わなかったのであれは幻かと思っていたよ…。
スープはやや透明感のあるもこってり系。やはり塩味はかなり控えめでスープも余さず頂けます。香りもしつこさが無く、非常に食べやすい。

麺はソーメンかと思うくらい(とゆーわけではないが(笑))細いです。
スープの塩加減からこういうバランスなのでしょう。

チャーシュウは脂身の少ないしっかりしたもので厚みはおよそ1,1ミリ。
標準です。
柔らかい目のメンマは細めにカットされていて全体に食感が統一された感じ。

夜 しかも夕食のあとに食う ってことで 麺を食べきれるかもあやしいと思ってたはずなのに
なんと10分で完食。
ボリュームがこじんまりしていたおかげもあるのかな。
最後まで美味しく頂きました。


さて、
代変わりして味が落ちたかどうかはわかりませんでしたが
かつてはチャーシュウめいっぱいのっかってるだけでもインパクトがあったのに
それが特に目新しくも無くなったことや、
かつての古いお店は小汚くてラーメンを沸かしてるあの独特のにおいや熱気が店にあふれてたのが、こぎれいで爽やかなお店になったことは大きな印象の違いになるんではないかな。おいしゅうございました。


こうして何店か続けて食べてみると、それぞれのお店で、バランスをどうとるか工夫しているのがよくわかります。  第4回以外。

昔の思い出を新しいデータで上書きして 今回のラーメン行脚は終了。
どもありがとございました。

とかいいつつ 今月はこの後も何回かこんな日記が出現するような気もします。よ。









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↑DVDレコーダーがコメントスパムに使われたという話ですが最後の一行に、あったらすごいな と。