赤胴鈴之助

ワシはリアルタイムでアニメ版を見ていたでした。
当時は学習雑誌にもそれに連動して原作漫画が掲載されていたりして、赤胴鈴之助の最後の世代と言えるかな…?
で、今日は地元TV局で赤胴鈴之助の実写映画が放映でした。わしの生まれるより前の作品です。映画館が娯楽の中心だった時代は、子供向けといえどもきっちり時代劇。一本一本が華やかでいいですね〜。
出だしが武内つなよしのカラー原画で紙芝居風にスタート。
タイトル表示前のお決まり↓
「ええいちょこざいな、名を、名を名乗れ!」
赤胴鈴之助だ!」
声が野太い…。

鈴之助、少年剣士じゃなくて美青年剣士だった…。
ライバルで親友の竜巻雷之進も団子っぽい顔じゃなくてカッチリ系の美青年だった…。
妹的な役どころの娘、(最初、道場の娘さゆりちゃんかと思ってしまったよ)
しのぶちゃんが、中村玉緒だった…


イケメンヒーローものの源流を見た思いがしました。


あれだけ鈴之助が美青年になっちゃうと、根が純朴そうな雷之進は受けに回るしかないね(ぽつり)


…と、いろいろ面白かった。


フィルム逆回し手法などもほほえましい特撮系の部分は、思った以上に見られるものでした。テレビとは金のかけ方が違うのねー。


解説の中島貞夫氏は、ストーリーは他愛のないものですが監督(森一生)と撮影(宮川一夫)がすごい!と熱心に語ってましたが
ワシから見たら、やくざ映画だってストーリーはそんなに〜……ですよ。
でもたしかに他愛ない話なのに(認めてはいます(笑))すごくよくできててよかった!



でもやっぱり思う。
真空斬りって 剣術じゃないよなあ…。