鯉口シャツ

私の所属する和太鼓サークルでは、太鼓演奏のとき、衣装として腹掛け、股引(私等は「きまた」と呼んでます)鯉口シャツに白の地下足袋、という江戸っ子風の祭り装束を着用します。
じゃあ江戸っ子風の太鼓を叩くのかというとそんな事は無く、基本、田楽座さん的な演目が多いです。
あと歳が歳なのでw いわゆる打ち込み系はほとんどないのです。

この鯉口シャツというのが、お店で買うと色も柄も江戸好みなものばかりで。当然ですね。

あと高いので。

自作しました。


夏には、娘のお古の浴衣をそのまま筒袖に縫って、襟ぐりをバイアスで始末して即席で作りました(ピンクのメッチャ子どもっぽい鯉口シャツが出来ました(^^))

が、今回は、パターンから起こしました。

普段やったことない事をいきなり何の知識も持ち合わせずやりますよ。

実物を見ながらパターンを書き写してみたところ、
肩が輪になっていて背中も中心線に縫い目がない。
縦長に折って裁つべきか肩で折って裁つべきか。
はたまた4分の一ずつ書き写すのか。

面倒なので肩をわにした左右身頃のある型紙を作って、そのまま裁ちました。

原案はこんな感じ↓

袖口は本当は斜めになっています。腕組みするとまっすぐになる、ということみたいです。

母は洋裁和裁の仕事の出来る人ですが、ワシの腕や知識は高校家庭科&工作の延長でしかありませんので。

テキトーです。
 

そして袖つけて ワキ縫って 前身ごろを切り開いて(本当はどういう工程でしょうね(笑)) 見返し縫って ボタン付けて。
凝った事一切やらないのでなんともラクチン。
といいつつ普段やらないので、とても見せられない大変ぶきっちょさんな作業光景ですよ。
苦労ポイントは見返しでした。 アイロンで折り目つけるだけでは済まず、端始末と縫いつけ、二回縫っています(笑)


三線位弾けないと格好のつかない感じの鯉口シャツできました。
腹掛け着ちゃえば背中と袖くらいしか見えないので全然オッケーす!

実はこの生地買う前に、秋冬用の鯉口にしようかと中古の羽織を280円で買いましたが ちょっと躊躇。なにしろちゃんと手縫いで仕立ててあって、しつけも取れてない、さらぴんです…。
もったいない〜〜〜〜。といって、タンスの肥やしももったいない〜〜 うううううむ!
ところでこの羽織、すごく古いもののようで、札に毛50%ビロン50%って書いてあるんですがビロンってなに? ビニロン
だとしたら洗濯の仕方がわからないw
いやそれより ビニロンて、いまどきこんなの衣料に使うの北(ry



わかったこと。
袖も身頃(半分)もおよそ呉服の反物の幅。
形も和裁の要領で、肩は輪になってるんですね。


薄いデニムまたは和風の藍染生地で股引にも挑戦したいですが 型紙はさすがに自作は無理です。買うしかないか…。