ひみつきち

ひみつきち最適ロケーション

子供の頃は、おもに ひみつきちけんせつ が、遊びの中心でした。

さて 今日は近所に配り物をしていたのですが
ウチの近所は竹林や、お寺が多く、その隙間に家が建っているという感じなのです
とあるお宅に配り物をした際に、
「この道の先行った事ないなあ…」
と竹やぶに消えていく小川沿いの道を見ておりました。
道の右側の竹やぶは 自分の家のそばに通じている事は知っているのですが道の奥は知らない。
ふらふらと歩いていきました
ふと右側を見上げてぎょっとしました。
見たこともない廃屋が。
壁が落ちて中が見えてるのですが全体が乾いた土くれ色で、
今時ないようなりんごの木箱や乳母車が積んである。
こんな家…あったっけ???
更に行くと、見たこともない朽ちた建物と東屋が。
展望台ちゃうねんから こんな山の中に東屋って。


左手はというと小川の向こうに竹やぶがあり お墓が見え隠れしています。お寺の裏あたりと思われます。

このまま進むと山の中に入るんだろうなあ 
と不法投棄のガラクタを見てました
鉄の固まりなゴミ発見。歯車にチェーンにって イカス物が落ちてる…よく見るとサビの中に浮かぶ文字は
ヰセキ全自動脱穀機」
見たところ、4、50年前の農機具。すげー。

たけのこが生えてて あー 取りたいけど 持ち主がいるところだろうしなあ
とおもって更に進むと
急に開けました

家一件分くらいの更地がいきなり。

さらに棚田のようにもう一枚。よく見ると最近笹や雑木を刈ったあとがあります。
スミレや そのほかいろんな野草の花が咲いてます
みんな紫。
木々には山藤が絡みついてちょうど紫の花をさかせているところです
辺りを見回すと ぐるっと雑木や竹にかこまれて 
全く外界から遮断された マジ 別世界。



しばらく ぼ―――――― としてその場におりました。

周りの笹のたかさからいくと 刈り取られてなかったら、きっと自分の背より高い笹の一群がここらを埋めていたということになりそうです。
お寺の土地なのかしら …しかしこんな細道しかない場所を何で????

これは…
ワシにひみつきちをつくれといってるのだろーか
(んなわけナイナイ)

藤の花を二房ほど持って帰って生けました。