地蔵盆に行ってきました

地蔵せんべい。


木之本地蔵縁日にいってまいりました。母の地元なもので、子供の頃は毎年行ってたのでワシにとって地蔵盆というと、めちゃくちゃ多い夜店と人ごみとテキヤの口上と江州音頭 なのであり、けっしてジャグリングやマジックショーを十数人の子供のためだけに呼んで豪華な福引きを施す場ではないのであります。(でもかかってる経費は大して変わらない。前者は夜店に消えるテキヤ価格ゆえにですね…(笑))
昨日、ネットでニュースを見ていたときにたまたま記事を見つけ、そういえばウチの娘は一度もこれにつれてったことがないな… と思い至った次第。親子ともども宿題たまってる分際で、行ってきちゃったよ。じーさん(マイパパ)同伴で。
駅を降りて早々、駅前のナイスふるぼけ具合の飯屋で蕎麦等を食する。マイパパは若い頃この地にいたので思い出話と共に食事。その時息子に来た焼きそばは、上に刻み海苔が載ってて新鮮な驚きでありました。美味しかった!アッサリと家庭的で。これで田舎の手作りほうじ茶があればな…ソース焼きそばなのにそんな風味。

出店…というと京都のお祭と大差ないと思ってましたがそこは北陸の香りが漂う何処となく異郷チックなフンイキがするものです。
思い出の中にある、胡粉の塗られたおかっぱ抱き人形を(丈夫さをアピールする為に)カンカンしばきながら売る店だの、赤い腰巻した人魚の見世物小屋だの、舞妓さんの後姿の描かれた絵日傘だの、ヘンなアイデア裁縫道具の実演販売は、さすがにありませんでしたが、
チープなアクセサリーを売るお店がいきなり。コインパースや指輪の古臭さにものすっごい既視感。しかも娘が店のバーちゃんのトークをまともに聞いてて(笑)買う気満々で見入ってるし。かとおもうと反対の店で息子が吹き戻しをじーさんに買ってもらってるし。…買い物は帰りにしようぜ!
(…どっちも 昔、ワシが買ってもらったモノだなー…)←おや。
てな調子で書いていったらメチャクチャ長くなりそーですが、総括すると、京都と同じニモすくい(?)などの店もあるけど、全体的に京都に比べて安い感じ。昔ながらの商品や鉢植え、野菜も結構あったです。時間の都合で夜までいられなかったのがかえすがえすも残念…。
帰りに土産にと買ったのは、(かつて自分の親が買ってたのと全く同じで(笑))ういろと地蔵の形の卵せんべい。<とらさんに頂いた本因坊せんべいで、かつてこの手のせんべいを買いまくってた自分を思い出しました。(学生の頃、東京にあそびに行って友人に持ち帰った土産が、東京タワー瓦せんべい・東京ディズニーランド瓦せんべい・つ…某博覧会瓦せんべいの三点セット…テーマは「焼印の進歩と調和」)

もとい。

ういろは、ホントに甘くない。柔らかさを感じる程度のアッサリ甘さで、ワシ的にういろはこれでした。名古屋土産や京都の水無月とはちがうのね。うわっかわの部分を剥がしてペロンと食べる子供のときの食い方を再現してしまいましたが、いい大人がこんな下品な食べ方をしてはいけません。(笑) 

母の実家は 昔のまんまなにおいがして ホントーに懐かしい場所でした。
ただ老いた。みんな。しんみり。
そんな家でいきなりかくれんぼおっぱじめる我が子らでありました。
あーやったやった。そういうの。ハハハ

しかしそういうコトよりも何よりも。
ブルーベリーが町の名産品であると言う事に時代の流れを感じます。

余談:上のリンク記事内の
「江戸時代、地蔵前で旅人が目を痛めてうずくまっていたところ、地蔵が現れ、足元にいたカエルに目を譲ってもらえるよう頼み、目が治ったという言い伝えから「眼病が治るお地蔵さん」として知られるようになった。」カエルの置物がいっぱい売ってたのはそのせいだったのですね…!全く知らずに、子供の頃は妙に、そのつぶらな瞳に惹かれて買ってました…!(お小遣いで信楽焼き買う子供ってどーよ。)いや、そのこともあるけど、このお地蔵さんって、自分の力云々と言うより人を動かすのが上手な方だったんだなー。てとこにヒカルっぽいものを感じました<むりやりですか