人間絵巻

大絵巻展 行って来ました。
http://daiemaki.exh.jp/
ひまなんかい
ということは決してないのですが
旦那が夜中にやってた特番をずっと見てて、暗示にかかったらしいので(笑)
多分午前中に見て帰ってこれるだろう、という予想で出かけたのですが


入館40分待ち。

平日の午前中で、会期も終わりかけで、これですか…!

公式サイトによると、混雑はデフォルトのようですね。
しかし館外で40分(じっさいは1時間くらい待ってましたがね…)
あいちきゅーはくで一切パビリオンに並ばなかっただんなが並んでいます。
ちょっとびっくり。


館内もすーごい混雑。絵巻にそって鑑賞するためには館内でも行列に並んで待たなくてはいかんでした。絵巻物にはりついて人が流れるのですが、ほっとんど流れません。

後ろに並んだオッちゃんが、「全然うごいとらんやないか。立ち止まらずに歩きながら見てくださいって言うな、ワシが係員やったら。」
なんて言うてますが
そういう係員 いっぱいいるですよ…。
(それより 自分が並んでみてる時に人からそう言われたいとか思ってへんやろに(^_^;))

でも気持ちはわかるよ。



肝心の絵巻ですが
大変に見ごたえありました。

信貴山縁起」の鉢が蔵を飛ばすやつ(教科書に載ってたです)が見たかったのですが、それは展示期間が違ったので残念。

しかし信貴山縁起のマンガチックさなんて軽いジャブ という勢いの怪作いや快作がいろいろ見られました。
巻物を繰り広げるにつれてうねる海原が現れる、等、効果を熟知した漫画か映画のような演出が見られる絵巻や、かなりヒンゲーの爆笑モノ(ちょっとエグイですが)などもありまして


漫画とかアニメのの原点を見る思いです。


漫画に映画的手法を取り入れる…というトキワ荘物語的な話が脳裏に甦ってきました。


書いてある文字も読みやすい…であろうと見受けられるのですが いかんせん 草書が読めません。不勉強が堪えます。

ここはさらさらと読めなくてはナア…。




源氏物語絵巻が最大の目玉だったようです。館内の行列が部屋三つに渡って伸びておりました。が こちらはほんの一部しか展示は無く、残念がるおばちゃん多数。


だんなは鳥獣戯画が見たかったそうです。行列の後ろからですが鑑賞に成功。
今度、陶板名画の森にでも連れて行ってあげよう…。
↑レプリカですが現存する鳥獣戯画ほとんど見られるんで。


さて

鑑賞する人間も絵巻物に変身させられたかのような展覧会でした。
絵巻に描かれていた安倍晴明が ヘンに思い出されます。(アイツのせいちゃうか)


午前中で帰ってこれると思ってたのに 終わってみると2時半。
常設展を駆け足で見て三時。
丸一日仕事潰れました。



あーあ… 会社潰れるかも。(笑)<笑い事じゃないすよ