みしじみ

生協の共同購入
このごろは受け取りが終わるといつも中国産の食品の話になってしまいます。
お年寄りへの配食のお仕事をなさっている奥さんが
「中国産が使えへんし、それよりもう入ってこーへんから、ことしのお雛さんのメニューに「みしじみ」が出されへんねん」
とおっしゃる。

はい。私はえせ京都人ですから、お雛さんに みしじみ  わかりませんでした。
代わりに何かないかなあという話に、はまぐりのおつゆは? と とんちんかんな事を言いましたとさ。


「みしじみ」は、「身シジミ」。シジミの佃煮だそうで、京都の雛祭では定番のおばんざい。

シジミの佃煮はなじみがあるけど、お雛さんの日に食べるって あんまりしたことないんちゃうかなあ。
なんてこと言うと、きっと母に嘆かれてしまうに違いないです。

でもあの生姜のきいた甘辛い佃煮は、確かにお雛さんに合いそうです。

はまぐりのおつゆとちらし寿司、白酒を用意して、あとはこどものすきそうなもん
というのがうちのおひなさん。

昔、琵琶湖やその辺の川でシジミが採れていた頃と違って、今は地のものは皆無に近い。

「みしじみ」を知ったはいいが ことしも、メニューに変化はないかもね…。

ちなみにハマグリ案は「高いわ〜。それに余計、入ってこーへん。」と却下でした。
ハマグリだって、国産は少ないんですよね〜。あっても高いですね。