◆宝島
この歳になって ようやく手に取ったですよ宝島。
児童書ですよ。
先日まで、京都テレビでアニメの再放送をしていたのですが、気付いたら最終回近かったりしてちょっとしか見られませんでした。

…じつは本放送の頃もちょっとしか見てなかったんですが…
最終回の頃のアニメ誌の盛り上がりとか思い出しつつ、
リマスターで地デジで本放送より遥かに鮮明で美しい再放送を見ていたら、
ディズニーのトレジャープラネットは見たことがあるけど原作は読んだことがないなと思いまして、息子の宿題のために本を借りに行ったついでに青い鳥文庫の「宝島」を借りました。

長いようで短いですね。とはいえ私は読むの遅くて、6時間くらいかかってます。
荒くれ者なセリフ回しがいっぱいで、脳内再生しながら面白く読みました。
船の知識とかないと絵が頭に浮かばないだろうなあと思うシーンはさすがに多々ありますが、注釈でカバー…いや、この注釈もちょっと今の子供向けには不親切。というところをニヤニヤしながら読んでました。

原作は原作なりの、タールと垢まみれなオッサンがうようよした世界に入り込んじゃう面白さがありましたが
宝島に到着してからの話は
当たり前といえばそうなんですが)アニメのほうがすごくトリック練られていて、原作はまさかのあっけなさに、行くあてのない手の甲が宙を(笑)
読み物ってこういうあっけない終わり方が実際はいい落とし方という面もありますね、読みつかれた脳に心地いいリズムというか<書くほどに意味不明な感想ですね

シルバーという男の原作の姿も知ることが出来たしよかったよかった。
「人生は冒険だけが大事なんじゃなくて冒険も陸に戻ってからもみんな含めて最初から終わりまでが大事なんだぜ」
という生き様の、豪快と堅実を兼ね備えた海賊でしたね。
「生きてりゃこそのお宝よ」ってアニメのサブタイにもありました(笑)が、シルバーってこんなヤツって表現を捜そうとするとこの言葉が思い浮かびます。
生きる の部分がシルバーに語らせたら、普通の海賊風情の思い描くものよりでかくて深いんだろな。と思うけどね。

ただ原作ラストの一文は… 確かにアレは作中で一番読者をギョっとさせた名シーンでしたが、最後にその話持ってくると、作者に「ここ、よかったっしょ?よかったっしょ?」って言われてるみたいでちょっとアレ。


◆焼き物買い終了
今年最後のバザー参加を終えました。
このバザーでは以前スゴイ出モノがあったので(大倉のマグカップが50円とか恐ろしい値付け)ちょっとソワソワ(笑)
しかし開店前に見て回ったところ陶磁器はほとんど食指動くようなものがなく、早々に購買意欲が鎮火してました。
(きっとリッチなご家庭が卒所したんでしょうな(笑))

クマさん柄のハンカチを10円で買って、終了。
バザーへの貢献は出店と出演と飲食物の購入でネ。

いろいろ要らんもの買ってしまうけどホントは取り皿が欲しかったんです。
出店にも参加なので、物品販売は残り物だけ見るわけですが、取り皿的なものは手ごろなのか売れたあとなので、いつも買えないです。
普通に買おう。


 先日買った花瓶は、ずいぶん匂いが取れました。木箱は縁側で放置ちゅうですが相変わらずの発散っぷりです。
御香というかオバちゃんのおしろいというか、そんな香り。詩集(…)っていうのとは違うすけどね、葬祭関連の方が良く使う匂い消し香料にも似ててそこがちょっとイヤ。
なんにしろ前の持ち主の匂いが強い品物というのは、ちょいとカンベンです。

はやく消えますようにー。

あ、花瓶はこざっぱりとしゃれた雰囲気のいい花瓶なので気に入ってます。同じ窯の同等商品はやふおくで安く売られてますが(^_^)。あと、自分に活け花の腕がないのがなんとも申し訳ないです。せめて年末にはこの花瓶に迎春花でも活けてあげようかと思います。