染み抜きの真似事

先日買いました小紋
随分な汚れ具合でして。
 

襟の汚れだけでなくて、なんか食べこぼしぽい染みも点々と。オイオイ!
その上、自分で染み抜きしようとしたんでしょう下前の襟のところに色の抜けた 人間でいえば円形脱毛症みたいなんがありその回りがシワっぽく寄れてる。
頑張ったんやね。
でもなあ 頑張ってこれはなあ。
…千円は高いんじゃないか?リサイクル屋さんよぅ。

どうしたものかと思って
…まあ どうするもなにも 染み抜きとクリーニングですけどね。

以前見た襟の汚れ落としを真似して見たくなりまして。
1000円で購入の小紋には、染み抜きの実験台になってもらおうと、
ベンジン買いました。

んで、例のトトトトーンとやる道具ですが

ダイソーのステンシル筆です。
付けるものが絵の具じゃないだけでほぼやること変わらないんじゃないか?
という感じで、なかなか頼もしい風貌してます。

他に用意は襦袢の端切れの絹布、ベンジン、お皿 これも出来るかな?と霧吹き。

そんでは、
ベンジンをお皿に取りまして、ステンシル筆を浸け
トトトトーンとね
…で、出来る、出来るぞ!
予想以上に使えます!
ダイソー おそるべし !

古い汚れだし落ちにくいとは予想してたけど、思ったより落ちないのと、思ってた以上に揮発のスピードが速いので広範囲にベンジンを染ませるのがむずかしいのがてこずりポイント。

あとは輪染みになってしまわないように外側から乾かす、という所で使いましたのが
小型掃除機の吸い込み口に絹布を被せてゴムで留めたやつ。ちょっと吸うだけで即、乾きました。これもなかなか使えます。ドライヤーよりいいかも。

衿は余り変わらないかな?少しはましになったかも。
水性だし落ちないと思ってた胸元の点々が意外と薄くできました。
少し輪じみ出来たかな?遠目にはわからないレベルだけど。もっとビッシャビシャにしてやらなくてはですね。
あと、揮発のスピード遅らせるには大きめのビニール袋を被せてその中で作業してみるのもありかも。

少しは前よりましになったと思います。
あと 度胸が付いた(笑)!

次は水スプレーとかアルコールとか…リスキーなの出来るようになりたいです。

たとえ千円でも五百円でもやっぱ着物にはおっかなびっくりですよ…