正倉院展いってきました

初日。大雨。
一人で行くならたいした問題はないのですが、家族4人で行く事にしちゃってさ。
正倉院展ってもう何年ぶりかなー の超御無沙汰でした。
モチロン子供達は初です。この奈良国立博物館は春に土偶などを見に来て以来の二回目ですが。
旦那は金がないといいつつ、娘に小学生用音声ガイドを借りていました。
モチロン、ワシも聞かせていただきましたよ!
小学生用でちょうどいいんだよワシには。

館内は撮影禁止なのでお外の街灯の写真で勘弁ね。

デジカメ撮影そのままアップしたのでちょい重いです↑


ヒカ碁の6巻表紙を飾る佐為ちゃんの足元に置かれた碁盤と見返しに描かれた碁石が今回のおめあて。
紺色と朱色の碁石は、ばちるのきし(染めた象牙に彫刻を施し下地の色を出す技法をばちるっていうんだそうです)っていうそうですが ちっちゃいのねー。
こんなのが散逸しないでそれぞれ百個以上がきっちり残ってるってのがすごいです。日本が内陸の国だったらもう残っていまい。辺境の島国だったのが幸いしたのね。
公開しているのは各十数個くらいだったかな。
細工の細密な紫檀の碁盤は、アゲハマ入れの引き出しがからくり仕掛けになってるってのが楽しいです。片方を引き出すと相手のほうも出て来るんですと。
でもからくりは下を覗いても見えない(当たり前だ)
ほんでアゲハマ入れる器がカメ&スッポン(スッポンはなんつうかのっぺりしててちょっとナニだな(笑))その碁盤を収める箱も亀甲文様、凝り凝りに凝ってますね。箱のほうはまっ茶色になっちゃってますが、表面の塗装の取れたところがエメラルドグリーンで、そこに金銀の花文様が亀甲の中に描かれてると思うと相当美しい箱だったんだろなー と想像。
黒塗りに銀の象がはめ込まれた碁石入れも、手のひらに載っちゃうくらいの(載せられないけどね)こぶりでカワイイ。昔見たおしろい入れに大きさも形状も似ているなー、と思いました。連珠模様が、碁笥だよー と主張してるようで面白いです。



見た後でヒカ碁表紙を見直したら、やっぱりチョット違うな(笑)