着物と梅雨時

お絵かき仕事でおしりに火がついています。そんな時にしか日記書かない今日この頃。

薄物と浴衣と雨コートと雨下駄と… 今着られるものがいろいろとあるのですが、全く着る時間を作れない。

今持ってないのは麻や木綿(浴衣以外)の着物かな…

もしかしたら、サマーウールだと思ってるものが麻かもしれないですが わかんない(笑)

絽の着物は白地の赤いモミジ柄だけだったのが、紺地に蝶の織り柄いりと、紺の色無地が仲間入り。色無地はしつけ付き。
あとおはしょり取れないサイズの、白地に藍色のモミジ柄というのもあるよ。襦袢にしたほうがいいかもね。

あ、麻あるかもです。黒い紗のちょっと長い袖で、葵ぽい織り柄がはいってるやつです。
若いような姐さん風なような。そんなちょっとお水の香りがするお着物。
こういうの着られる場面ってあるかなあ〜
花見小路のクラブなんてもう行かないしなあ(笑)

竺仙じゃないけど似たような柄のコーマ浴衣を、白地藍地二枚手に入れて、これも夏の出番を待っているのですが
白って夜向きだけど、食事で汚すかも…なんてこと考えたら着る時ないね!
そして出番を失うポリ混浴衣。
ポリ混はいいですよ!雨に降られてもざっと乾く。しわもない。高級な浴衣ではないけどそんなわけで一番働き者です。


といろいろ増えてきたら去年やっと着た絹紅梅の出番がないね。

かわいい割に年配でもいけるやつな木版風の柄なので背が縮むの待って着てもいいか <いや、そんな年齢で着物はもう着ないよ…

がま口っぽいバッグ

がま口口金の仲間で、ベンリー口金というのがありまして…
これが口金部分が持ち手になっており、ぱかっと全開にできる上、巾着の紐通し穴に金属棒を挿してネジで止めるだけの簡単装着。
まさにベンリーw

…商品名なので、ユザワヤで売ってたのはクリップポーチ口金という名前になってました。

ということで、夏用のバッグを作成しました。


カバンにくっついてるみたらし団子は、ダイソーの和風コーナーにあったガラスの箸置きです。
団子のくびれ部分で、透明糸で縫い付けてあります。透明糸ってテグスみたいなやつですが、これが扱いにくくて。
結びにくいし好きじゃないんですがこういう特殊な用途に欠かせません。

で、この口金、あまりに簡単にカバン部分が替えられるから、色々作って差し替えていきたいと思います。
実はこのバッグも二代目です。最初は口金についていたレシピ通りに作った これの半分くらいのサイズのもの。
カワイイけどね、おばちゃんには小さすぎたんよw

暑くなってきましたよ

なんか思い出したようにチョコチョコと着物ネタを投下するという、着物ブログの出来損ないみたいな様相の日記です。

最近お絵かき仕事がひと段落しているので、今くらいしかないな、とパート休みにはじかんをつくって着物を着て歩いてます。

京博パス作ったので、もう今年は作らないかもなあ… と思ってた細見美術館の年間パス また作っちゃいました。
なんでかっていうと、見たい企画展が多いから というフツーの理由ですwが
京博 いまなにもやってないんだもん…
国宝展まで眠りについているのかもしれませんね。(いやそんなことはないかもですが)
細見パスは入会してから1年有効なので、見たい展示があるときに作ったほうが継続更新するよりお得な気がします。

そんな細見美術館には万博 もとい 民博でも着用の、白っぽい紬と麻の名古屋帯


あと、先日買った単衣で無紋の鮫小紋500えん
この着物のおかげで、ちょっと改まった感じの着物でないとよー行かんな と思ってたFO美術館(仮名)にやっと行けました。
行ってみれば近所の小さなギャラリーやったな(^^;)という感想ですが わたしゃ不勉強でお茶には暗いので、こんな感想しかなくてすみません。
もっとミドリミドリした焼き物のコレクションがいっぱいなのかなと思ってたです
その足でまた細見美術館の古裂コレクション展初日に行ってまいりました。
こちらに来るともう少し遊びのある着こなしのほうがシックリ来るもので 
いやいや、何を着ても決まらないのはむしろ自分の内面の問題かな?とも思いますが

はい 精進します。

もう単衣の時期は終わりですね。 はやいね。

2ヶ月ぶりに着物

久々に自由に使える休みで、雨降りじゃない日が。

ということで、
民族学博物館にビーズ展見に行って来ました。
開幕から気になってましたがもう最終日ですよ〜

せっかくなのでビーズの帯締めしておでかけしましたよ。


ビーズバッグの展示に関する話題がツイートで回って来ていましたが、あいにく持ってなくて。
いやその少し前にリサイクル屋さんに出ているのを手にとって見てたのですが、購入は見送ってしまいました。
大事に出来ないかもなと思って。
だからちょっと残念ではあるけどそれはそれでよし と思ってます。


さて 展示の品の多種多様さがホントにおもしろい。さすがみんぱく
ビーズと一言で言っても素材はカイガラ、石、ガラス、プラスチック、木の実や骨、獣やヒトの歯までさまざまです。

スワロフスキービーズの作品やジバンシーのドレスきらびやかな西洋服飾史的資料なものもあって、そういうお馴染みなビーズなるものと、財産であったり権力を示すものであったり、まじないのこめられたものであったりするビーズがごった煮になっているところが何ともおもしろい。
でもついつい注目してしまうのが導線のカバーをビーズにしたようなものとかジュズダマとか
(こどもの頃こういう素材でビーズ遊びしてましたよ)魚介図鑑でページいっぱいに並んでいたタカラガイ 
万博公園だからというのでもないですがやたら70年代の自分の記憶に直結する鍵がいっぱいなような
不思議な感覚です

グローバル化、近代化で世界中から消えていく民族文化のあれこれがこんな身近なビーズにも深く染み込んでるのか…
と考えさせられる一方で、今新たにビーズによる表現がまた生まれたりしているようで。驚きのたくさんつまった、なんとも深い展覧会でした。

大阪に着物で出掛けるのもいいですが、やたら歩く事になってしまい…
9時間はキツイね…!

がま口バッグ やっとできました!

やっと といいつつ そんな話題今まで一度もw

4月の半ばに日記にちょこっと書いてましたね。
男物の羽織を買った話ですた。 今回のがま口バッグは、この紬地をベースに作りました。

Ianthe(アイアンシー)という名の柄です。

リバティプリントなんて、日本でも買えるんですが(^^;)
まあ当時は近所で買えるところもなかったですし。
ウィリアムモリスの授業で見たあの柄が店中に満載!とテンション高く買いました。…という旅の思い出。

50センチずつくれなんていう日本のビンボー女子大生に付き合ってくれてありがとうリバティの店員さん。
そんな女子大生もいまでは立派な…ビンボーなアラフィフです。


そんなわけで 布の丈がちょっとしかないので裏表で違う色の同柄…となるところを少し工夫して、斜めにはぎ合わせて、うまいこと色違いの同じ柄を生かしたい。
で こんな風に、正面から見て少しずらしたところに縦長の柄がくるように、配置してみました。


ちょっと前にがま口ポーチを作る際に、100均のアイロンキルト芯を貼ったら、しっかりしてしわも少なくかなりいい具合にできたので、それより厚めのキルト芯を接着しました。
型紙は、前に同じ口金を使ったときの自作型紙がとってあったので、それを参考に…


テーマは 「A4がすっぽり入る 美術館博物館詣仕様のバッグ」です。
いつも和服で出かけるときは 風呂敷バッグや和装バッグなんですが そういう不定形な袋物や小さなバッグでは、チラシやパンフ、カタログなどがクチャッとつぶれてしまう。
あと 鞄の中をゴソゴソとあさるのにちょっと中身が確認しにくくて不便。
そういう不満を解決しつつ、和風なバッグ…

がま口リュックを作りたいという野望もありましたが野望というより無謀なので
ふつうに四角い お医者さん鞄の縦長バージョン という感じを作ることを目指しました。


ちくちく縫って 見た目完成しました!
持ち手はダイソーの。重さに耐えるよう二本遣いです
なんで"見た目"完成なのか ていうと、縫い留めタイプの口金は、縫い目の見えちゃうカバン内側がちょっと見苦しいので、ほんとはレーステープなどをつけて目隠ししたいのです。なので現時点ではまだちょっと未完成。

とはいえ、もう使えちゃうんでこれでひとまず完成といたします。
これで着物の外出でも書類が痛まないよ。
今まではクリアファイルなどを使ってましたが それでも曲がっちゃってたから、よかったよかった。
次のお出かけで使おう。



さて そろそろ夏用の涼しげな和装向きのカバンも欲しいなあ(^^;)

展示する

今週 母校にて恩師の退職記念での教え子たち大集合サムホールサイズの作品展 というのやってます。
ゼミは違うけど四年間なにかとお世話になっていた先生 教え子たちも短大生四大生の他にも通信(主に高齢)こども芸大(こどもとお母さん)などまさに老若男女。
集まった作品は400オーバーで学内ギャラリーの壁がキャパ超えました。
どれもみな楽しい作品ばかりでおもしろいです。なつかしい名前の付いた作品はやっぱり今もその人らしい


描こう描こうと思いながらいざとなるとなかなか描けないでいたんですけど
昨年学園40周年のパーティーで先生に「描いてや」と言われていたのを思い出しつつ
ヘッドホン付けて大音量で音楽を
聴きながら描いてたら、エノキドセンパイ達のスライド紙芝居を思い出してしまいました。
学生がカダイダーというヘッドホン型の装置を付けて課題に向かう…という出だしの特撮風のストーリー。
まさにそのまんまの姿で制作です😅
結果できた作品は、「いつも描いてるようなものしか描けない」と念じながら?描いてたら年賀イラストの雰囲気のものになりました。

元のイラストは昨年描いた猫イラスト

先生のお名前にちなんで梅の花や葉っぱ、梅の実もあしらって こんな安直なの描くやつおるかなー 思っていたら、けっこう何人かいました🙆

小品とはいえ絵を展示するという事がまったくない今日この頃 いい刺激になりました。
実際に絵を人前に出すとなると作品の推敲もいつもと全然違う(^ω^)

一応絵描きなんだからギャラリー借りて展示したらええんですよね〜
いやはや 学生の頃はもっとハードル低かったのに
いつの間にか構え過ぎになってます。
もっと楽に楽しまなくては😃

昨日、リサイクル屋さんに立ち寄って、また着物を物色。
友人が「単衣のお手頃なのがあれば…」と言っていたので、もし何かいいものがあればゲットしておきたいなあ という魂胆です。
季節外れのものが大体なので望み薄ですが、確かに…あまりよさげなものはありませんでした。単衣でこれはいいかも、と思える柄があったけれど、身丈が私の肩くらいw これはちっちゃい!

あとで見直してみたらけっこう着るのに度胸がいる感じがする。 とんち番長を思い出す といったらどれだけの方に伝わるだろうか…。

ただ、袷で、なかなか個性的なテキスタイルがあったので、写真だけ取らせてもらい考え中。

これも着るには少々度胸がいるかもしれません。民族学博物館に行くときには着れるかも?!(遠いわ)

着物物色中に話しかけてきた老紳士としばしよもやま話。 着物の仕事をしておられたとのことで、こちらも興味津々。
ぶら下がってる着物を話のネタに、少しの間ですが楽しい話が出来ました。
私は知識が乏しいので、仕事で着物に関わっておられた方のお話は、まことに貴重な講義であります。